2014/02/17帯状疱疹

帯状疱疹は感覚神経の根元に潜在していた水疱瘡のウイルスが、疲労・老化・病気・薬剤等がきっかけになって再活性化してきて、原則としてあるひとつの神経支配領域の神経炎および皮膚炎を起こす病気です。以上の原理より、皮膚症状より神経炎症状が先行することが多く、「寝違えたり、筋肉痛になるような覚えはないのに何だか痛い。」ということで整形外科や内科を受診なさってみて、その内皮膚症状が出てきて帯状疱疹だとわかったということがよくあります。皮膚症状は帯状または斑状に紅斑ができたり水疱ができたりします。治療は抗ウイルス剤の経口投与が中心となりますが、このくすりは病気の発症からの期間が短い程よく効くので、回り道をなさらないように、上記のような症状を覚えた場合は始めから皮膚科をご受診いただきたく存じます。


受診いただくまでにご注意願いたいのは、とにかく冷さないことです。むしろ暖めていただくことだけで痒痛が和らぎます。

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