2020/06/19被覆について

 皮膚の被覆については、経済力と医療システムとの関係が強いです。たとえば米国の富裕層向けの健康保険加入者が入院する病院は、空気自体が除菌されているので、被覆はしません。
 日本ですと、蠅の存在が大きかったと思われます。
 現在の日本では蠅は減ったが空気は除菌されていない状態ですので、被覆の有利不利を図る必要があります。主たる要素は気温と湿度です。日本は高温多湿の国ですので、夏は覆わない方がいい筈です。また場所によって、洗える、逆に言えば濡れてしまう場所を覆うのは意味がありません。日本における鬼門がハイドロコロイド素材です。キズパワーパッドという商品名で市販されています。モイストヒーリングという概念に基づく物ですが、日本の夏では基本止めてください。春・秋もかなり難しいです。

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